こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。
今日のテーマは「勘違い」
先日、ある本を読んでいて知ったのですが、ベートーヴェンの「運命」(正式には『交響曲第5番』)の最初の部分の
「ジャジャジャジャ~ン」
ですが、これって
ジャジャジャ|ジャ~ン
なんですね。
・・・わかりにくくてすみません・・・・
知らなかったのですが、この曲、最初に8分休符が入っていて、その後8分音符が3つ、その次の小節の頭で「ジャ~ン」となるそうで。僕はてっきり最初に休符など入っておらず、最初の「ジャ」が小節の頭だと勘違いしていました。
それでなんでそのように勘違いしてしまったのかを自己分析したのですが、通常、人は最初に聞こえた音を小節の頭の最有力候補として認識します。そしてその後のメロディーや伴奏の切り替えを聞いて本当はどこが小節の頭なのかを判断します。例えば「森のくまさん」という曲があります。「あるーひ もりのなーかー・・」の曲です。突然ですが、この曲を歌いながら手拍子をしてみて下さい。
・・・どうでしょうか?
ちゃんと「あるーひ」の「ひ」で手拍子はなりましたか?
間違っても「あるーひ」の「あ」で手拍子を打ってはいけません。
この問題も2割程度の方が「あ」で手拍子を打ちます。そこが小節の頭だと勘違いしているのです。でも出来る人はいきなり手拍子をせず最初に頭の中で歌ってみます。そして小節の変わり目が「ひ」だと気づくのです。
僕も音楽家の端くれですからそこらへんは問題なく出来ているはずです。ではそれにも関わらずなぜ「運命(交響曲第5番)」に関しては勘違いしてしまったのでしょうか?
それは「ジャジャジャジャ~ン」の後に時間が空いてリズムの間隔が希薄になること、そしてすべて和音であるため小節の切れ目の判断が困難であることが考えられます。
そう考えてみると今までいろいろな曲を弾いて来ましたが、リスムがわかりにくい曲にたまに遭遇しますがそういった原理が働いているのかもしれません。みなさんの知っている曲の中でも間違えやすい曲はあるかもしれませんね。
まずは無料体験レッスンを受けて、ポワンポワンスタジオの雰囲気や楽器の楽しさを感じてみませんか?
ポワンポワンスタジオ各系列校の
総合受付につながります